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2017年11月25日

1区 ”あの問題”だけじゃない…進次郎来県で見えた石﨑の盲点

2017年10月27日

苦戦が伝えられた1区の石﨑徹(自民)。やはり昨年、週刊誌で報道された「セクハラ、二股疑惑」が尾を引いたのかもしれない。だがそれだけではあるまい。ごった返すほどの人出だった小泉進次郎来援の会場で、はからずも石﨑の弱点が見えてしまった(敬称略)。

 

選挙戦も終盤となった10月18日、1区の自民党候補、石﨑徹の支持者から怒声まじりの一報が入った。

 

「新潟市議会の保守系会派の一部だが、この厳しい選挙戦を横目に、県外に視察に行っている。ふざけるにもほどがある」

 

解散前、県内選挙区で自民の苦戦が伝えられたのは1区の石﨑徹と4区の金子恵美だった。どちらも不祥事が目立った自民の「当選2回組」。石﨑の場合、昨年3月、「セクハラ、二股疑惑」で華々しく週刊誌デビューを果たしてしまった。

 

その後も週刊誌で〝パワハラ疑惑〟を報じられたり、今年に入ってこうした話をネット上で蒸し返されたりもした。一方、4区の金子は石﨑より早く旦那の一件で大騒動になった。二人とも今回が騒動後で初の改選だ。苦戦を強いられるのも無理はない。

 

さて、まるで「裏切り者」のように石﨑の支持者から指摘された自民党所属の新潟市議だが、確かに県外へ視察に出向き、投票日の2日前の金曜に帰る予定だった。

 

「私たちは(選挙に関し)やるべきことはやったし、今も自分たちの事務所で支持者らに電話して支持固めを続行中だ。視察の日程は前から決まっていたし、視察先の都合もあることだから、簡単にキャンセルするわけにはいかない」(視察中の自民党市議)

 

 

理屈では分かる。だが冒頭の石﨑支持者の気持ちもごもっともだろう。話は変わるが、1区には10月12日に安倍晋三首相が、同月15日には小泉進次郎が石﨑の支援に入った。特に後者は日曜の夕方で、当日に新聞での告知もあって、ごった返すような人出だった。

 

街頭演説会の司会は自民党新潟支部の幹事長である高橋直揮県議(新潟市西区)。比例に出馬した中原八一(前参院議員)、自民党の県連会長、塚田一郎(参院議員)らが街宣車の上から挨拶した。そのほか公明党の市議らが司会から紹介されたものの、自民党の県議や市議では、「勝つぞコール」の発声を担当した荒井宏幸市議(新潟市東区)くらいで、ほかは紹介もされず。この場に来ているかも不明だった。「石﨑さんの事務所に行っても、よろしくお願いしますと言われるだけでした。だから私たちは電話で支持固めをするくらい」(ある新潟市議)

 

石﨑の支持者が言う。

「石﨑は無党派層の取り込みに必死になるあまり、元々の自民党支持層をないがしろにした。選挙だというのに企業回りもしていない。元々の自民党支持者なら、今回も支持してくれて当たり前といった気になっていた」

 

自民党の県議や市議との関係もまた然り。だから厳しい選挙ながら、市議は平然と予定どおり県外視察に行ってしまった。石﨑は本来の自民党支持者を固めることも、無党派層を取り込むことも中途半端に終わったのではないか。

 

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