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2017年10月22日

『〜危険なもの忘れは要注意〜認知症』

2017年08月26日

本田脳神経外科クリニック院長
本田 吉穂 氏

 

■医師データ
昭和56年、新潟大学医学部卒。同年、新潟大学脳神経外科入局。桑名病院、三之町病院、新潟中央病院、佐渡総合病院、アイオワ大学神経科、水原郷病院副院長などを経て平成
22年開業。医学博士。

 

 

年々、増加している認知症。現在、85歳以上では約4人に一人が認知症であるといわれている。今回は高齢化社会が生み出した現代病ともいえる認知症を取り上げる。解説は本田脳神経外科クリニックの本田吉穂院長にお願いした。

 

「人間、誰しも歳を取ってくると、もの忘れが気になってくるものです。ただ、ここで言うもの忘れには、心配する必要のない単なるもの忘れと、認知症のおそれがある危険なもの忘れがあります。

 

いくつか例を挙げます。さっき電話していたけど、話した内容を忘れてしまい、よくよく考えてみると内容を思いだすのは単なるもの忘れ。電話していたこと自体、記憶にないのが危険なもの忘れ。

 

昨日の食事の内容を思い出せないのは単なるもの忘れ、食事したこと自体、覚えていないのが危険なもの忘れ。

 

ぱっと名前が出てこなくても、ヒントや検索で名前が出てくるのが単なるもの忘れ、ヒントや検索でもまったく名前が出てこないのが危険なもの忘れです。

 

このように断片的に記憶に障害があっても、ヒントなどで思い出すのは、誰にでもある老化現象なので、日常生活に支障がなければ、とくに心配する必要はありません。

 

記憶の欠落がある危険なもの忘れがたびたび見られるようになると、軽度の認知症の疑いがあるので、速やかに専門の医療機関への受診が必要です。というのも、軽度の認知症を放っておくと、10年程度で自宅のトイレの場所もわからなくなってしまうような、重度の認知症になる可能性もあるからです。…続きは本誌に

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