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2017年07月27日

『アトピー性皮膚炎』

2017年04月27日

p88つばめ皮フ科院長
久保田葉子 氏

 

■医師データ
信州大学医学部卒。同大学皮膚科学教室に入局。長野日赤病院、富士病院、木戸病院を経て29年4月つばめ皮フ科を開院。

 

皮膚にかゆみを伴う炎症を起こすアトピー性皮膚炎。今回はアトピー性皮膚炎との向き合い方や治療法を取り上げる。解説は、つばめ皮フ科の久保田葉子院長にお願いした。

 

「アトピー性皮膚炎は、アトピー素因(体質)をもつ人が、皮膚にかゆみを伴う炎症をくり返す病気です。原因として生まれつき皮膚のバリア機能が弱く、ほこりや汗、細菌などの異物が侵入しやすい状態があります。さらに異物に過剰に反応してしまう性質(アレルギー)を持っていることが多いです。アレルギー反応を起こす異物(アレルゲン)は患者さんによって様々で、ダニ、ハウスダスト、花粉、食物、カビなどがあります。

 

乳児期には、アトピー性皮膚炎でなくとも食物アレルギーなどによる湿疹が出ることも多いのですが、2歳を過ぎても湿疹をくり返している場合は小児科や皮膚科でアトピー性皮膚炎かどうか診察を受けた方が良いでしょう。

 

アトピー性皮膚炎は生まれつきの体質も関係しているため、容易に完治するということは難しいのが現状です。ですから病気と上手に向き合い、できるだけ良い状態
を維持して生活できるようにすることが肝心です。

 

そのために、まずは自分の病気の性質を知ることが大切です。自分のアレルゲンの特定や、自分に合った治療法の確立などです。

 

アレルゲンは血液検査で特定できます。現在、広く行われている検査がMAST-33というもので、1回の血液検査で食物や花粉など33項目のアレルゲンが測定できます。保険適用なので、費用は3割負担の方で5000円程度です。この検査のメリットは、自分のアレルゲンを特定し、それをできるだけ避けるための知恵や工夫などが理解しやすくなる点です。…続きは本誌に

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