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2017年06月27日

米山知事に提言 上越新幹線の新潟空港延伸を実現せよ!

2017年03月27日

約30年前に国会で上越新幹線の新潟空港乗り入れ構想が議論された。県経済界も呼応し何度も実現に向けたチャンスはあったが、弊誌をはじめマスコミ界は大きな話題としなかった。これは大きな反省点だ。「もし乗り入れていたら今ごろ新潟は…」。今回の座談会にご登場いただく三氏は異口同音に呟く。「乗り入れていたら、新潟は劇的に発展していた」という忸怩たる思いが滲んでいた。人口減を理由に開発に消極的な雰囲気が官公庁に漂っている。重苦しい空気に包まれた新潟を飛躍させるため、今こそ経済界そして民意が、乗り入れ実現に向けて声を挙げていくしか道はない。経済界からは52社の企業から賛同と共に協賛広告をいただいた。( 司会/本誌編集長 瀬戸田鎮郎)

 

決して低くない新潟のポテンシャル

 

瀬戸田 県知事選の争点の一つとなり、県議会や新潟市議会でも論じられる回数がにわかに増えてきた新潟空港アクセス問題。望まれるのはやはり上越新幹線の空港乗り入れだと思います。今回の座談は、米山知事への提言を大きなテーマとして論じていただければと思います。

 

上越新幹線の新潟空港乗り入れについては30年間、会議を繰り返すだけの空理空論に時間を浪費してきました。

 

おっとりとした県民性も要因でしょうが、政財界をまとめあげる人物が不在だったことも大きな要因であるとの指摘もございます。

 

田中角栄元総理や佐野藤三郎元亀田郷土地改良区理事長がこの世を去り、金子清元知事が失脚したことも実現を遠ざけた要因かもしれません。佐川事件がなければ、恐らく金子さんは、乗り入れを実現させていたのではないかと言われています。

 

平山・泉田両元知事はインフラ整備に手を付けなかった

 

五十嵐社長は当時の金子知事に提言し、賛同を得ていたと聞いています。以後、平山元知事、泉田前知事は、少なくともインフラ整備には手を付けませんでした。本誌を含む県内のマスコミが積極的に報じてこなかったことは反省しなければなりません。

 

そこでまず、苦い反省から議論を始めたいと思います。

 

五十嵐 私は以前、国鉄・JRに勤務していました。そして平成元年にJRを退社する際、田中角栄さんは、上越新幹線は新潟駅が終着ではなく、最終的には羽越新幹線、日本海縦貫新幹線という構想を練っていたのだと先人から教えていただきました。そこで私は私なりに、羽越新幹線等が可能かどうか研究、分析してみました。

 

p58

すると、どう見ても新幹線を新潟空港まで延伸させた方がいいという考えに帰着したのです。この構想を佐野藤三郎さんにお話ししました。その後、近藤元次元代議士の耳に入り、近藤さんは当時の大蔵省主計局の担当者を新潟に呼び、視察してくれました。さらには金子元知事にも説明する機会を得ました。金子元知事は、当時の新潟県の施策である「新潟県戦略プロジェクト21」に空港乗り入れを盛り込んでくれたのです。

 

だが、いまお話があったように、佐川事件が発端で金子元知事は失脚しました。とても残念に思い、そして悔しがった記憶があります。

 

中野 金子元知事以降、新潟県が劇的に変わった交通のインフラ整備はないと感じています。新幹線も高速道路も、空港も港湾も、田中さんが頑張って整備した、そのままのものを使ってきたに過ぎません。

 

昔は官民が一体になって、ワーッと燃えて、新潟を何とかしようという機運に包まれていました。その炎は下火になり、この四半世紀は何も生まれていないと思うのです。

 

その間、仙台、金沢など新潟と似たような地方都市は頑張りました。その結果、ご存知のように両都市に新潟市は差をつけられたわけです。

 

以来、新潟はこんな低迷するようなポテンシャルではないはずだ。もっと可能性は十二分にあるはずだという思いが募っていました。新潟がもっと浮上するようにとの思いから、空港問題、新幹線乗り入れを提言してきました。いろいろ提言したのですが、残念ながら全く進んでいません。

 

米山さんという新しい知事が生まれました。この機会に民間から、(知事が)本気を出してこの問題に取り組んでもらえるような提言をしてもらえればと願っています。

 

国際海上物流拠点の期待も大きい新潟

 

瀬戸田 民間からという意味では、地元紙をはじめとしてテレビや雑誌などが連動して盛り上げていくしかないように思います。佐藤議員にお伺いしたいのは、これまでこの取り組みについて、議論はあっても進まなかった理由として、まとめあげる人が不在だったのではないかということが挙げられると思うのですが。

 

佐藤 要因の一つはJRが民営化したこと。これは大きな阻害要因だったと思います。…続きは本誌に

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