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2017年07月27日

『緑内障』1回目

2013年06月27日

 

笹川先生

笹川眼科院長
笹川 智幸 氏

 

 

■医師データ

新潟大学医学部卒。秋田赤十字病院、佐渡総合病院、京都府立医科大学助手、南部郷総合病院、新潟大学医歯学総合病院助手などを経て平成18年に開業。眼科専門医。

 

病気の進行と共に徐々に視野が欠けていき、最悪の場合には失明に至ることもある緑内障。中途失明の原因の約12%はこの緑内障だという。今回は、緑内障を2ヵ月連続で取り上げる。解説は笹川眼科の笹川智幸院長にお願いした。まずは1回目。

「緑内障について、2回に分けてお話しします。1回目は病気全体についての説明、2回目はどのように見つけて治療していくかをお話しします。多くの方が耳にしたことがあるはずのこの病気を、理解する助けになれば幸いです。

緑内障は『視神経と視野(ものの見える範囲)に特徴的な変化を起こし、眼圧(目の硬さ)を下げることで抑えうる病気』です。言い換えると、目の硬さ(圧力)に負けて視神経が弱っていく病気です。

 

タイプは、発作的に眼圧が上がり痛みや充血を起こす急性のものと、まったく自覚しないままゆっくりと視神経が弱っていく慢性のものがあります。患者数は慢性のものが多く、急性の6倍以上と考えられています。

 

急性のタイプは、眼内の水の流れに問題があり、これが詰まってしまうことで目が硬くなります。感冒薬や睡眠薬などが原因になることもありますので、服用にあたって眼科での診察が必要となる方もいます。

 

多くを占める慢性のものは進行するまで症状がありません。10年、20年といった長い時間をかけて視神経が弱まります。それに従いものの見える範囲(視野)が狭くなり、最悪の場合失明にも至ります。

 

数年前に行われた一つの町での大規模な調査で、日本人の5%、20人に1人が緑内障にかかるであろうと考えられています。これは大変な数で、同窓生1クラスに2人くらいが緑内障になっても不思議ではないということです。…続きは本誌にて

 

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