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2024年04月16日

―ピンサロ嬢がお客相手に手練手管で結婚詐欺―

2013年02月28日

“フィアンセ”はピンサロ嬢

 

世の中には心の底から純真と申しますか、特に女性に対しては一直線を絵に描いたような男性がいます。

そんなウブな男心を手玉に取るくらい、おそらく相手の女性にとっては朝飯前だったに違いありません。

もし、似たような話に心当たりがある方がいらっしゃったならば、この事件ファイルを読んで教訓にしていただければと…“女の涙には嘘が隠されているかもしれない”ということを―。

今回の事件ファイルは、風俗嬢に恋をしてしまった男性のお話です。

 

 

東出弘明さん(37・仮名)が当事務所に初めて訪れたのは今から4年前のことでした。

 

「結婚を約束した彼女が突然いなくなってしまいました。彼女を探してください」というその彼女とは、新潟市秋葉区のピンクサロンで7年前に知り合ったとのこと。つまり彼女がホステスとして働いているピンサロに、東出さんが客として訪れたのが交際のきっかけだったといいます。

 

風俗嬢との交際というと、世間では何かと色眼鏡で見られがちですが、たとえば今は亡き作家・生島治郎氏が韓国籍のソープ嬢と出会い、結婚するまでを描いた「片翼だけの天使」は正真正銘の私小説で、純愛路線でした。

 

それを引き合いに出すまでもなく、男と女が恋に落ちるのに職業や社会的地位はいっさい関係ありません。とはいえ東出さんが彼女を心底愛して真面目に結婚を考えていたにもかかわらず、彼女のほうは最初からカネが目的で彼に近付いただけのようです。

 

東出さんがいいます。

 

「彼女の店での源氏名は“あけみ”でしたが、本人が言うにはこれは本名でもあるとのことでした」

 

東出さんが彼女に出会ったのは夏の暑い盛りだったそうですが、その後、彼女に会うために店に通い続けるうちに意気投合し、出会いから2カ月後には店外で初デートをしたといいます。

 

東出さんによれば、誘ってきたのは彼女のほうで、「あけみは私に向かって“私は東出さんのような男性が好みのタイプなの。東出さんを好きになってしまったみたい”というものですから、彼女目当てで通っていた私としては嬉しいというか、断る理由がまったく見当たりませんでした」 (東出さん)

 

ところがいざデートをしてみると、彼女のいつもの明るい笑顔は一変し、表情を曇らせて暗い身の上話に終始したといいます。

 

「本人いわく、ご両親は彼女が幼い時に離婚したそうです。また母親は“がん”のため毎月多額の治療費がかかることから、自分が風俗店で働かざるを得なくなったともいいます。その上、彼女自身も病弱で、母親の入院費や治療費に充てるために数百万円単位の借金を抱えているとのことでした」 (同)

 

一方、店外デートをしたとはいうものの2人きりで食事をしただけで、これをきっかけに二人の距離が急速に縮まるということはなかったようです。というのも、その後も東出さんはあけみさんが勤める店に足繁く通い続けており、傍目から見ると彼女にとって東出さんは“彼氏”というよりは単なる“客”の一人とみていたフシがあるからです。…続きは本誌にて

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